▶耳鼻科で治療する代表的な口、のどの病気について説明しています。
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによる感染症です。毎年冬(12~3月ごろ)に流行し大きな社会的問題になります。
A型、B型、C型と3種類ある中で特にA型B型が毎年流行しています。
複数の型があり、また同じ型の中にも異なる亜型があり、年に2回以上インフルエンザにかかることもあります。

インフルエンザの症状は?
インフルエンザウイルスに感染すると3-4日の潜伏期の後、急に高熱が出て、頭痛・関節痛・倦怠感などの全身症状があらわれます。
肺炎、心筋炎などを合併したり、ときにインフルエンザ脳症を合併することもあり、早期の治療や対応が重要になります。
ただし、インフルエンザワクチンを接種している方の多くでは、軽度の症状にとどまります。
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診断・治療は?
▶インフルエンザ迅速キットにより、鼻汁や咽頭ぬぐい液から15分程度で感染の有無を診断することが可能です。
▶抗ウイルス薬の内服や吸入で治療します。一回の内服や吸入で治療できるクスリを選択することも可能です。
*当院では、下記の抗インフルエンザウイルス薬を処方しています。症状・年齢などに応じてクスリを処方しています。
- オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル等)
- ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
- バロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)

2026年、新しい検査キットを導入
インフルエンザと新型コロナウイルスの同時検査において、患者様の負担を軽減するため、新しい検査キットを導入いたしました。
これまで「検査は痛い」と抵抗感をお持ちだった方も、安心して受けていただける「痛くない」検査方法です。
従来検査との比較
■ 従来の検査方法(鼻咽腔ぬぐい液)
綿棒を鼻の奥(鼻咽腔)まで深く入れる必要があり、痛みを伴うことや、強い抵抗感を持つ方が少なくありませんでした。
■ 新しい検査方法(鼻腔ぬぐい液)
綿棒を鼻の手前(鼻腔)に入れるだけで検体採取が可能です。痛みがほとんどなく、快適・安心して検査を受けていただけます。
▶新検査のメリット
新しい「鼻腔ぬぐい液」による検査には、以下のメリットがあります。
• 快適な操作
鼻腔専用に設計された綿棒を使用するため、患者様の負担が大幅に軽減されます。
• 高い精度
適切な方法で採取することで、従来の検査方法と98.5%以上の一致率が確認されており、高い信頼性を確保しています。
• 簡単な採取
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のガイドラインに基づく、シンプルで確実な採取方法です。
使用する検査キットは**「Abbott Panbio™
COVID-19/Flu A&B Panel」**です。
判定にかかる時間は約15分と迅速で、その場で結果をお伝えできます。
痛みの少ない、やさしい検査で、感染症の早期発見・治療に努めてまいります。
インフルエンザ予防接種について
毎年予防接種を受けることをおすすめいたします。予防接種によりインフルエンザの症状を発症しにくくなります。また仮にインフルエンザにかかってしまっても、症状が軽くすむことが多いことが知られています。
成人ではワクチンの接種で約2週後から血中の抗体の量が増え始め、4週でピークに達し、3~5カ月後から低下します。
当院では毎年11月~1月ごろに予防接種を予約制でおこなっています。例年ワクチンの供給が充分でなく在庫がなくなり次第終了となっております。早目に受けることをおすすめいたします。ホームページのお知らせをご確認ください。
★痛みをやわらげるパッチを導入!
2019年11月より注射の痛みをやわらげる麻酔のパッチを導入しました。
ご希望のお子様にはパッチを貼った上で予防接種をいたします。痛みがかなり少ない予防接種が可能になりました。ご希望の方は予約時にお伝え下さい

インフルエンザ点鼻ワクチン(フルミスト)を実施
2024年から、お子様を対象に鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチン(フルミスト)を実施いたします。
▶対象 2〜18歳のお子様
▶接種回数 一回で終了
<注射によるワクチンとの違いについて>
#鼻にスプレーするワクチンなので痛くない。
#接種は1回だけでよい(9歳未満でインフルエンザワクチン接種歴のない方は2回推奨)。
#鼻に直接免疫をつけるので予防効果が高いと考えられる
#流行株とワクチン株が大きく異なっても発症を軽減する効果が期待出来る。

