突発性難聴

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<耳鼻科で治療する代表的な耳の病気について解説しています>


突発性難聴とは

ある日急に聴こえを司る神経が障害を受けて(蝸牛の有毛細胞の障害で)、片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。耳鳴りやめまいを伴うこともあります。難聴の程度は軽度なものから重度なものまで様々です。

突発性難聴の原因・診断は?

内耳の血流障害などの説もありますが、はっきりした原因は不明です。疲れやストレスが関係するとも言われていますがよくわかっていません。
耳所見に異常なく、聴力検査で感音難聴を認めるとき、突発性難聴と診断します。

治療について

早期に治療を開始することがとても重要です。時間がたつと聴力が固定してしまい治療をしても効果が現れません。
ステロイドの内服や点滴を中心に治療します。
重度の場合、入院加療(1~2週間程度)が望ましいこともあり必要であれば関連病院への紹介をおすすめいたします。この病気になったときには、疲労やストレスのないように過ごすことも大事です。
程度や年齢、基礎疾患などにもよりますが大体7割程度の方でほぼ治ると言われています。
この病気は通常繰り返すことはありません。
おかしいと思ったらすぐ耳鼻科を受診し治療を開始しましょう。