<耳鼻科で治療する代表的な耳の病気について解説しています>
力士耳、餃子耳とも俗にいわれ、耳だぶに外傷などで内出血(血腫)ができる病気です。柔道、相撲、レスリングなど耳が強く擦れる(耳に強い摩擦や圧迫、打撲が加わる)スポーツでなることが多いのですが、これらのスポーツをしない方においても知らない間に耳介血腫ができていることもよくあります。
早く治療しないとかたまってしまって耳介の変形が残り、治すことが難しくなります。気付いたらできるだけ早く耳鼻科を受診して治療をすることが大事になります。
外来中に処置の時間がとりにくいことや、再発することも多いことなどもあり、当院では関連病院へ紹介し、治療を依頼することが多いです。
注射器でたまった液を抜くだけでは一時的には腫れはひきますがすぐに再発することもあり、圧迫や開窓術など、再発しにくい工夫が必要なことがあります。それでもまた腫れてくる方ではピシバニール局注などの治療をおこなうこともあります。

