<耳鼻科で治療する代表的な耳の病気について解説しています>
加齢による難聴
加齢により多かれ少なかれ聞こえが悪くなってきます。聴力検査では高い周波数の音から聞こえが悪くなってくる場合が多いです。
御年寄りの方では、耳垢が充満していたり、滲出性中耳炎になっていることで難聴を生じていることも案外多くみられます。きこえが悪くなってきたと思ったときは、一度耳鼻科を受診して診察をうけましょう。
加齢による難聴は残念ながら薬などの治療で改善させることが難しいのが現状です。ご希望により補聴器を試してみるとよいでしょう。基準を満たせば障害者認定の取得も可能です(当院での障害者認定が可能です)。
補聴器外来
当院では補聴器外来を毎週月曜午後に行っております(通常の診察を一度お受けいただき、医師と相談の上 予約が必要です)(月曜以外をご希望の場合はご相談ください)。
理研産業、西武補聴器、マルツ補聴器の三社の認定補聴器専門店の担当者が、医師が作成した補装具交付意見書に基づき当院にて補聴器のフィッテイング、試聴などを無料で実施しております。自己判断で補聴器店に行かずに、耳鼻咽喉科専門医の診察をうけた上で補聴器装用を検討することをおすすめいたします。
*堀川利之医師、久美子医師は、補聴器相談医、補聴器適合判定医の資格を有しています
補聴器は認定補聴器専門店で購入しましょう
補聴器は購入して終わりではなく買った後の調整メンテナンスがとても大事になります。適切な調整と相談のできる認定補聴器技能者がいる”認定補聴器専門店”で購入することが重要です。
県内には数多くの補聴器販売店がありますが、福井県の認定補聴器専門店は7店のみです(2019年9月現在)。
知識や技術の不足した補聴器販売店での購入は控えましょう。
難聴でお困りのかたは、まず耳鼻咽喉科専門医の診察を受けたうえで、認定補聴器専門店で補聴器購入を検討することをおすすめいたします。
補聴器外来の流れ
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ご予約 ご来院
まず通常の診察時間に受診してください。予約サイトからのインターネット予約、電話予約、窓口での予約が可能です。(▶順番予約ページをご覧ください)直接お越しいただいても結構です。 -
診察
難聴、補聴器についてご相談したいことを医師に御伝えください。耳の診察や聴力検査などをおこないます。ご希望に応じて、補聴器外来を予約いたします。 -
補聴器外来
月曜午後の予約した時間にお越しください。認定補聴器専門店の担当者が、医師が作成した補装具交付意見書に基づき補聴器のフィッテイング、試聴などを実施いたします。
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補聴器の無料レンタル、試用
ご希望により補聴器を無料でレンタルし試用いただきます。気に入っていただければ補聴器を購入いただきます。購入後は定期的な補聴器のメンテナンス、耳の診察を受けていただくことが大事になります。
難聴理解のための動画
堀川医院について
難聴による身体障害認定が当院で可能です
補助金を利用した補聴器の購入が可能です
診察、検査の結果、下記表の基準を満たす高度の難聴を認めると医師が認定した方では、当院にて身体障害者診断書・意見書を作成いたします。身体障害者診断書・意見書とともに越前市役所(越前市居住の方)にて所定の手続きをおこなえば身体障害者手帳の交付、および補助金を利用した補聴器の購入が可能です。当院での身体障害者認定が可能です。
*手続きの方法は受付にて説明いたします。また下記に詳細が記載されております。
▶越前市役所社会福祉課での手続き
難聴は認知症やうつ病の危険因子になります
▶「難聴は、認知症やうつ病の危険因子」
難聴の早期発見と必要に応じた補聴器による聴覚補償は、認知症やうつ病の発症予防に効果があると言われています。難聴は放置せず、きちんと専門医の診察を受けましょう。
➡難聴と認知症の関係